視力回復
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コンタクトレンズ処方について
コンタクトレンズ処方について
コンタクトレンズやメガネは、近視や遠視、乱視などに対する治療として一番手軽な矯正手段です。しかし適切な度数のコンタクトレンズを使用しないと、眼精疲労や視力低下、肩こりなどの様々な不快症状につながりかねません。気づかないうちに疲労が脳に蓄積され、頭痛や首痛、胃腸機能の低下ほか、全身的な症状を引き起こしてくるケースもあります。
また、コンタクトレンズは目に蓋をするようにして装着するため、痛みなどの症状に気づかないことも少なくありません。酸素透過率の低い、安価な輸入コンタクトなどを使用して深刻な症状を招いたり、あるいは水道水で洗浄したりしていると、緑膿菌(りょくのうきん)やアカントアメーバなど、角膜に重大な感染症を引き起こしかねない雑菌や寄生虫を目に取り込んでしまう可能性もあります。特に若い方がそのような症状をかかえると、高齢になってから白内障やその他の目のトラブルにより手術の必要性に迫られたときに、角膜を痛めてしまっているために必要な手術が受けられないケースもあります。そうした事態を招かないためにも、コンタクトレンズで視力矯正をする際は、まず眼科専門医にご相談ください。
当院でのコンタクトレンズのお取り扱い
コンタクトレンズは目にとっては異物ですから、適切なコンタクトレンズを装用し、正しいケアを行わないと、傷・感染症などの障害を起こしやすくなります。最近、コンタクトレンズにより目の不調を訴える患者様が増えておりますが、眼科医院でのコンタクト処方は1~3ヶ月分のコンタクトレンズの購入が前提となり、処方のたびに「目に傷はできていないか」「レンズがきちんと目に合っているか」を検査します。
この定期的な検査が大切ですので、当院では『日本眼科学会』の指導に基づき、コンタクトレンズの処方と購入を同時に希望される方で、しっかりと定期的に診察をして正しい使い方をお約束いただける方にのみ、処方・販売いたしております。
処方箋のみやレンズの購入のみのご希望には応じておりません。
コンタクトレンズの装用がまったく初めての方は、受付時間の30分前までにご来院ください。
当院では、ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズの他に円錐角膜用、治療用コンタクトレンズも取り扱っております。
※当院に併設している鈴木眼鏡店の定休日は月火となっております。
定休日や在庫がない場合は、後日のお渡しとなる場合もございますのであらかじめご了承ください。
※当院で処方・ご購入されたコンタクトレンズ以外に関するご相談は対応できない場合がございます。
ご購入された店舗、処方された病院へお問い合わせください。
オルソケラトロジーについて
オルソケラトロジー治療とは、近視および近視性乱視(近視と乱視の両方を合わせ持つ症状)に対して、寝る時にレンズを装用することで、眠っている間に角膜の形状を変化させ、裸眼視力を改善する近視矯正法です。変化した角膜の形状は一定期間保持され、その間の裸眼視力は改善されます。レンズの装用を中止すれば角膜は元の状態に戻すことができます。最近の報告では、近視の進行予防にも効果があると言われております。未成年者が装用する場合は、親権者の管理・指導のもとで装用していただきます。
※この治療は自由診療です
オルソケラトロジーの向く方
- メガネやコンタクトレンズがわずらわしい方
- 裸眼でスポーツを楽しみたい方
- 外科手術(レーシック)に抵抗のある方
オルソケラトロジーの医学的なリスクや副作用
- 裸眼視力が出るのには約1カ月間かかります。
- しばらくは夜間、眩しさやぎらつきを感じます。
- 職業の関係などから6時間以上の睡眠がとれない方では、視力改善が遅くなります。
- -6D以上の近視のケースは、適応がありません。乱視の強さによっては装用できない場合があります。
- 現在妊娠中・授乳中、または妊娠の計画がある方は適応外です。
- 眼の病気(角膜疾患・緑内障・ぶどう膜炎・網膜疾患・弱視など)がある方、および眼内や角膜の手術を受けた方は適応外になることがあります。
オルソケラトロジーの価格
当院でのオルソケラトロジー治療にかかる費用は下記の通りです。
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レンズ代金(1年間の定期検診含む)
両眼 ¥150,000(税別)
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2年目以降の検診、管理
1年につき ¥40,000(税別)
※レンズ交換が必要な場合は、別途レンズ代金が必要になります。
※料金には初診料または再診料が含まれます。
※オルソケラトロジーの1年間の総額は両眼で¥150,000(税別)です。
初回の受診時には適応検査などを含め、眼内を詳しく検査いたしますので、健康保険証をお持ちください。
詳細については、お電話にてお問い合わせください。
オルソケラトロジーのしくみ
使用方法は通常のコンタクトレンズと逆です。
治療の流れ
01ご予約
お電話や窓口にてお問い合わせ、ご予約ください。
02事前検査と
カウンセリング
視力検査、屈折検査、角膜形状検査などを行い、オルソケラトロジーが適応可能か判断します。
患者様の問診と治療の説明を行います。
03トライアルレンズの
装用
角膜形状に合わせたトライアルレンズを約3時間装用し、効果を確認します。
04レンズの注文
治療に適切なレンズが決定するようでしたら、正式な治療用レンズを注文いたします。
05治療開始
レンズの取り扱い説明と装用練習を行います。
実際の治療用レンズを処方し、自宅での使用を開始します。
06定期検査
以下のスケジュールで定期検査を行います。
- 装用開始翌日
- 1週間後
- 1ヵ月後
- 3ヵ月後
- その後は3か月ごと
↓
↓
↓
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使用方法
就寝時
- Step1
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レンズ洗浄・すすぎ
- Step2
-
レンズをつける
- Step3
-
レンズをつけたまま就寝
起床時
- Step1
-
レンズをはずす
- Step2
-
レンズ洗浄・すすぎ・保存
治療期間
オルソケラトロジーの治療期間は、個人の状況や目的によって異なります。以下に一般的な治療期間について説明します。
子どもの場合
近視の進行を抑制するために、思春期以降まで治療を続けることが推奨されています。これは、近視の進行が緩やかになる時期まで継続することが望ましいとされています。
大人の場合
治療期間は個人の判断による部分が大きく、オルソケラトロジーの効果をどれだけの期間維持したいかによります。日中の視力を裸眼で確保したい期間だけ治療を続けることが一般的です。
オルソケラトロジーは、治療を中止すると2週間から1ヶ月程度で角膜の形状が元に戻るため、効果を維持するためには毎晩のレンズ装用が必要です。
定期検査
眼障害の早期発見やレンズについたキズや汚れを確認し、レンズを快適に装用していただくために、医師に指示された間隔で定期検査を受けてください。
定期検査以外にも、見え方が変化したり、異常を感じた場合には、装用を中止してご相談ください。
- 装用開始翌日
- 1週間後
- 1ヵ月後
- 3ヵ月後
- 以降は3ヵ月毎
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